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<ススキノ首切断>『おじさんの頭持ってきた。カメラマンするでしょ? 私の作品見て』弁護側が明らかにした“いびつな家族関係と猟奇的犯行”「娘と一緒に暮らせなくなる日がすぐそこまで来ている」裁判詳報

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会

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■瑠奈さん18歳頃からの変化①
・子供の頃の瑠奈さんはハリーポッターを好んだり、友達を家に呼んで遊ぶなど、ごく普通の子供
・18歳の頃から「田村瑠奈は死んだ」と言い始め、田村瑠奈の死体に複数の人格が入り込んでいるという"ゾンビ妄想"に
・自身が田村瑠奈であるという認識は、10年以上前から現在までない
・「田村瑠奈の体には5~6人の魂が入って、体を借りているだけ」などと言って、自分のことを「ルルー」や「シンシア」などと名乗るようになる
・修さんも浩子さんも「瑠奈」ではなく、「お嬢さん」などと呼ばなければならない
・瑠奈さんも修さんや浩子さんのことを「ドライバーさん」「彼女」と呼ぶ

■瑠奈さん18歳頃からの変化②
・その時々で話し方や様子が別人のようになるときがある
・時折虚空を見つめて、妄想上の恋人(ジェフ・ザ・キラー)との会話も繰り返す
・精神が不安定になると、発狂したように意味不明な言葉を叫ぶ、自宅の壁を殴って穴を空ける、さらに自傷行為や自殺未遂をしてしまう
・修さんは瑠奈さんの妄想を肯定も否定もしないというスタンス、浩子さんは瑠奈さんの妄想を否定しないよう細心の注意を払って生活
・瑠奈さんの希望は可能な範囲でかなえるようにしていた
・瑠奈さんの妄想上の恋人であるジェフとの結婚披露宴(儀式)にも参加

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■瑠奈さんと両親の生活
・田村家の自宅は、瑠奈さんが小学生の頃までは、普通に整理整頓された家
・瑠奈さんがゴミも含めて物を捨てるのを嫌がるようになったため、自宅内は瑠奈さんの物やゴミであふれかえるように
・事件直前は、もはや足の踏み場もほとんどない
・居間は浩子さんが寝起きするスペースを確保するのがやっと、修さんは自宅で寝るスペースがなく、ネットカフェで寝泊まり
・修さんは出動前あるいは退勤後必ず自宅によって、浩子さんに頼まれた買い物をしたり、浩子さんの作った食事を受け取る
・一人では外出できない瑠奈さんがゲームセンターやドン・キホーテなどに行きたいと言ったときには、送迎もしていた

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