TikTokライブがきっかけで『I LOVE mama』モデルに

ーー2022年には、“キラキラ輝く全国のママを応援”をコンセプトにしている雑誌『I LOVE mama』のモデルとして活動を始めたんですよね。

じゅんな ワンオペで子育てしていると、どんどん不安になってきてしまって。何か自分でも発信したいなと思って、家でもできるTikTokライブを始めたんです。

 最初は子どもがいることを明かしていなかったんですけど、子どもの泣き声でバレてしまって。それで、17歳の主婦で子どもがいることを公表して配信したら、同じ境遇の方や同世代の方からいろんな応援コメントをいただいて。

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 そしたら、それをたまたま見ていた『I LOVE mama』の編集部から声がかかったんです。モデルとしてスカウトしていただいて、そこからお仕事をするようになりました。

 家族にも手伝ってもらって、子どもを育てながら月に1回くらい東京に撮影に行っています。自分で働く道を見つけられたから離婚を決意できた部分はあったと思います。

 

ーー離婚後、養育費はもらっているのでしょうか。

じゅんな 一切もらっていないです。離婚するときも「養育費どうする?」って聞かれて。私はどうするも何も、「払います」って言って欲しかったんですけど、そう言われたんでムキになって「いらない」って言ってしまって。

 でも、養育費は娘のためのものだから、離婚後に「やっぱり娘の養育費の足しにしたいので、月に1万円くらいは払ってくれない?」って言ったんです。そしたら「考えとく」って言われて。その後、何も連絡はないです。娘との面会も最初の頃はしていたんですけど、最近は全く会っていないです。

若ママへの偏見を乗り越えて

ーーシングルマザーとして生きていくことを決めた時の心境はいかがでしたか。

じゅんな 不安もあったんですけど、それよりも娘のためを思ったらこの選択でよかったと思います。元々DV気質があったのと、家でも私に対してモラハラのような発言があったので、その生活から離れられてストレスはなくなりました。若かったので仕方ない部分もありますが、もう少し将来のことを考えたらよかったと思います。

 

ーー改めて高校生で妊娠・出産したことを振り返ってみていかがですか。

じゅんな 最初は不安が大きかったですし、若ママに対する偏見もあったので、精神的にすごく辛かったんですが、今は同年代と比べても考え方が大人になっているのかなと思います。子どもを育てることで気づけたことや子どもから教えてもらったことがいっぱいあるので、そういう面ではよかったのかなと思いますね。今の仕事に繋がったのも、出産した経験があるからなので後悔はないです。

 高校を退学した時は、将来の夢を諦めていたんですが、育児中に美容サロンでバイトをしてエステティシャンと脱毛の資格を取得しました。育児をしながらでも、努力して自分の夢を叶えられたので、頑張ってよかったと思います。若ママに対していろんな声があると思いますが、これからも自分の行動で見せていきたいです。

写真=平松市聖/文藝春秋​​

2024年上半期 読まれた記事「家族部門」結果一覧

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3位:「この名前で生まれなきゃよかった」「両親に改名を相談して…」アナウンサー・金井憧れ(32)が名前で葛藤した過去
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