弁護士が“直筆の手紙”を公開

 12月17日、小西の弁護人が旭川市内で会見。起訴内容を大筋で認め、小西が真摯な反省の態度を見せていると説明したほか、来年2月27日から始まる裁判員裁判では情状酌量を求めていく方針を示した。

「弁護人が小西から聞き取った話によると、小西は内田らとともに、女子高生を橋の真ん中で全裸にさせ、欄干に座らせて謝罪する様子を撮影したそうです。女子高生は一度欄干から降りるも、内田が再度、川の方を向いて座るよう指示。座った女子高生を小西と内田で押したところ、川に転落した――と説明しているそうです」(同前)

内田の“舎弟”だった小西優花被告

 さらに同月23日、弁護人は小西から届いたという直筆の手紙を公開。手紙の日付は11月23日で、勾留先での過ごし方や、事件についての思いが書かれている。小誌にも共有されたこの手紙の書き出しは、勾留先で打ち込んでいるという勉強の話題から始まる。

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〈こんにちは、優花です。先日はノートとドリルの差し入れありがとうございます。優花は今も変わらず毎日9~13時間も勉強してます。最近勉強していて英語に興味が出てきたんです。例えば「バス」を英語にすると“bas”ではなく“bus”という感じで「a」ではなく「u」だったり、発音も「トマト」ではなく「トメイトゥ」だったり、耳で聴いた音と書くのとでは変わったりするのが難しいし、理解できないけど、おもしろいなって(中略)発音とかも、声に出したら注意されちゃうので、口パクで練習して、優花なりに頑張ってます〉

中学時代の小西

 手紙の序盤は勾留先のルールを守りつつも、スマホもなく勉強に打ち込む楽しさを発見した様子が伝わってくる。とても殺人を犯したとは思えない無邪気な内容だ。

 そして、手紙の終盤には、「姉貴分」の内田を止められなかった後悔、被害者への謝罪の念を書き連ねるのだった――。

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 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、手紙の全文を公開。さらに、内田梨瑚の母親へも直撃。母が事件や娘について語ったこととは?

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