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後遺症に苦しめられたが…
これをきっかけにクマは逃げ出し、山田さんは一命を取り留めた。約70針を縫う大けがを負い、2週間の入院生活を送ることになる。後遺症として耳の聞こえが悪くなり、口の麻痺、指の感覚喪失などが残った。
それでも山田さんは2カ月後に猟師として復帰。「ここで身を引いたら地域の駆除活動が続かなくなる」と考えてのことだった。最後に山田さんは屈託のない笑顔でこう語る。
「ラグビーやってたときはさ、俺は小柄なのに、身長180cmとか体重100kgの相手にいちばんぶつかっていかなきゃならないポジションだったからさ。ケガやあざが絶えんかったのよ。でも、クマと格闘したのは、それらとは比較にならない。人生最大のアクシデントだったな(笑)」
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