東京大学前総長の五神(ごのかみ)真氏が、東大教授への贈賄容疑で先日書類送検された「日本化粧品協会」の引地功一氏から、無料でエステなどの美容サービスを受けていたことが、「週刊文春」の取材で分かった。引地氏が「週刊文春」の取材に証言した。

 1月24日、東大大学院医学系研究科教授の佐藤伸一容疑者(62)が、引地氏から高級ソープ店などで多額の接待を受けたとして収賄容疑で逮捕された。佐藤氏の部下だった吉崎歩元特任准教授(46)も同容疑で書類送検されている。

東京大学は1月28日、汚職事件について会見を開いた ©時事通信社

東大側から持ちかけられた「エステ接待」は医学部研究室で…

 一方の五神氏といえば、2015年から21年まで6年間にわたり東京大学総長を務め、初の大学債発行など、ユニークな大学経営で注目された人物。現在は国立研究開発法人理化学研究所の理事長で、日本を代表する研究機関のトップである。

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「エステ接待」が行われたのは2024年9月7日、場所は東大医学部の研究室だったという。かかった費用は引地氏側が全額負担している。引地氏によれば、この「エステ接待」は東大側から持ちかけられたもので、共同研究を進める際の見返りを期待してのものだったという。

東大前総長で国立研究開発法人理化学研究所理事長の五神真氏 ©時事通信社

 五神氏が理事長を務める理化学研究所に対し、接待の経緯について問い合わせると、当該の日にエステ施術を受けたことなどは認め、次のように答えた。

「(理研の)意思決定の公正性に問題がある事象とは承知しておりませんが、念のため、外部有識者による検証を実施します」

 2月4日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および2月5日(木)発売の「週刊文春」では、五神氏に対する「エステ接待」の全容を報じる。引地氏と東大教授が交わしたメッセージの内容、また東大と有名上場企業の研究をめぐる「ゼロ円契約」についても詳しく報じている。

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