第51回衆院選は8日投開票された。自民党が定数465の3分の2を超える316議席を獲得。歴史的な圧勝で、高市早苗首相(自民総裁)は18日にも召集される特別国会で改めて首相に指名され、第2次内閣を発足させる。中道改革連合は49議席で、公示前の172から3割弱に減らす惨敗を喫した。共同代表2人が辞任を表明し、代表選を実施する。
首相は9日夕、党本部で記者会見し「国民から政策転換をやり抜けと背中を押してもらった。国民から理解、信任を頂けた」と述べた。「高市政権で進める政策転換の本丸は責任ある積極財政だ」として、政策推進を加速させる考えを示した。
自民、日本維新の会は衆院で352人の巨大与党となる。自民の議席数は2009年に民主党が獲得した308を上回り、戦後初めて、一つの政党が衆院で3分の2を得た。与党が過半数を割る参院で法案が否決されても衆院で再可決できる。憲法改正の発議も可能になる。
自維連立政権発足後初の国政選挙で、首相は政権に対する信を問う機会と位置付けた。首相は9日、党臨時役員会に出席。維新の吉村洋文代表と国会内で会談し、連立の継続を確認した。
衆院選を受け、自維は9日、国会内で国対委員長会談を開いた。維新の遠藤敬氏は記者団に、特別国会は18日召集で調整していると明らかにした。
衆院解散の直前に立憲民主、公明両党が結成した中道は首相の保守的な路線への対抗を図ったが、支持は広がらなかった。野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表は9日、辞任する考えを示した。
維新は本拠地・大阪の19小選挙区で自民に1敗し、全勝を逃した。国民民主党は公示前から1増の28議席だった。
参政党は15議席で、25年参院選に続き伸長した。チームみらいは11議席を得る躍進。共産党、れいわ新選組、減税日本・ゆうこく連合は振るわなかった。日本保守党、社民党は議席を得られなかった。



