それぞれのジャンルで輝きを放つ5人の女性と、その手もとで時を紡ぐティファニーのプレシャス・ウォッチ。凛とした美しさに、ティファニーが華を添える。第4回のゲストは、ヴァイオリニスト・諏訪内晶子さん。
1990年、史上最年少でのチャイコフスキー国際コンクール優勝。諏訪内晶子さん、18歳のときだった。彗星のごとくクラシックのひのき舞台に登場した少女は、その翌年、音楽活動を停止。ニューヨークのジュリアード音楽院に留学する。「コンサート・アーティストとして活動するためには、コンクールのために蓄積してきたものだけでは通用しないとわかったんです。演奏会では、それ以上のものが求められる。作曲家に寄り添って、その意図するものを表現するために、自分の内面を磨くための時間と経験が必要だったんです」と諏訪内さんは振り返る。
当時、留学先としてヨーロッパではなく、アメリカの地を選んだのは、「伝統の重さから解き放たれて、自由にいろいろなものを吸収できる場所だったから」だと諏訪内さんは言う。180年前にアメリカで誕生したブランド・ティファニーが、いまでもいきいきとした清新さを保ち続けているのは、建国以来受け継がれている、その“自由”の精神が背景にあるのかもしれない。
95年に本格的な音楽活動を再開して以来、諏訪内さんは日本を代表するヴァイオリニストとして、世界を舞台に活躍を続けてきた。2000年からはストラディバリウスの名器「ドルフィン」とともに、さらなる高みを目指している。「時を重ねることで、どこまで天井を押し上げられるか、今はとても愉しみです」。諏訪内さんの手元を輝かせるティファニー・ウォッチ メトロは、成熟のときを刻む。
Akiko Suwanai
東京都出身。1989年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位、1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。その後、ニューヨークのジュリアード音楽院に留学。同音楽院本科・大学院を修了後、ベルリン芸術大学でも学ぶ。95年に本格的な演奏活動を再開してからは、国内外の名だたるオーケストラと共演、国際的に活躍している。2012年からは「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。
Photo: Yoshihito Sasaguchi(SIGNO)
Styling: Atsuko Saeki
Hair&Make: Toshihiro Baba
Design: Shiraishi Design Office
INFORMATION
ティファニー・ウォッチ メトロはこちら
https://www.tiffany.co.jp/watches/metro-watches
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