強盗のみならず殺人も厭わない「闇バイト」。ネットでリクルートした人間に、首謀者はいかにして“忠誠”を誓わせるのか。潜入取材を続ける取材班は、凶悪エントリーシートを入手。そこには驚愕の内容が記されていた。
▶「自宅に入る動画を撮れ」両親の名前から勤務先まで要求
▶「画面を撮影するな」脅しの鬼電話、暴力団が闇バイト狩り
――タタキ(強盗)をやる際、こちらで何か用意しておくものはありますか?
小誌記者が恐る恐る尋ねると、電話口の男は淀みなく丁寧に答える。
「ないですよ。“道具”は現地に向かう人の誰かしらが持っているので。むしろ、やると決まった場合は履歴書みたいなフォーマットを頂いているんですが、そちらは大丈夫ですか。身分証の提示も必要になるのでお願いしますね」
SNS上で募集されている“闇バイト”への応募を繰り返すこと10日あまり。小誌取材班に、全国で続発している強盗案件への誘いが遂に舞い込んできた――。
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source : 週刊文春 2024年11月28日号