凶悪な緊縛強盗の温床となっている「闇バイト」。いかにして若者を“リクルート”し、非道に走らせるのか。匿名アプリで金額が提示され、身分証の提示を求められて――。潜入取材した取材班が目撃した衝撃の実態とは。

 

▶「死体運搬も」「500万の案件」「捜査員の顔を盗撮して」

▶振り込め詐欺から新規参入、指示役はカンボジア、タイ…

▶警察がマーク 強盗現場にいつも現れるリフォーム車両

▶3事件に関与 藤井柊の告白「指を2回折り」「性的凌辱を」

「今日だったら新宿で200万の運び案件ありますよ」

——え、そんなのあるんですか。気になります。

「あります、あります」

——“運び”っていうのはクスリとか……?

「そうっすね。たまに死体とかもありますけど」

 小誌記者が“闇バイト”に応募したところ、電話口の男はあっけらかんとした口調でこう応えた。

 さらに詳細を知るためやり取りを重ねていくと、衝撃の事実が明らかになったのである。

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source : 週刊文春 2024年11月21日号