11月22日午前7時、長野県軽井沢。気温4度、肌を刺すような冷たい風を受けながら、小誌記者の問いかけに立ち止まり、取材に応じたのはソニーフィナンシャルグループ(以下、SFGI)の遠藤俊英社長(65)だ。記者が、「justInCase社(以下、just社)を今月末に買収するのか?」と問いかけると、「いやいやいや。コメントはできないですよ」と言葉少なに答えた。だが、
「(just社を)高値で買収するように遠藤さんが指示されたと伺いした」
記者がこう質問をぶつけると遠藤氏は自身に向けられた“疑惑”について、雄弁に語り始めたのだった――。
◾️深層レポート「ソニーFG『疑惑のM&A』」
#1 今回はこちら
#2 デロイトトーマツの極秘資料入手! ソニーFG「疑惑のM&A」のウラに“甘すぎ分析結果”
#3 ソニーFG 元金融庁長官の天下り社長・遠藤俊英に「疑惑のM&A」を直撃!
◇◇◇
記者の直撃から9時間後の11月22日午後4時、SFGIは少額短期保険を扱うjust社を子会社化することについて合意したとのプレスリリースを発表した。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 電子版オリジナル