「監督は自身の指導法について、『選手の自主性に任せている』とよく言っていますが、実態は違います。今シーズンは厳しすぎるほどの指導を行っていました」(青学大陸上部関係者)
 

 2年ぶり5度目の箱根駅伝総合優勝を果たし、胴上げで宙を舞った青山学院大の原晋監督(52)。勝利後には「やっぱりいいチームだった」と胸を張ったが、その過程は山あり谷ありで……。(初出:週刊文春2020年1月16日号掲載)

「昨年、5連覇を逃した後に主力だった四年生がごっそり卒業。今季は大学三大駅伝の10月の出雲は5位、11月の全日本は2位と振るわず、下馬評は決して高くなかった。監督が『ダメダメ世代』と評する四年生全員が、区間4位以内と好走したことが嬉しい誤算でした」(陸上担当記者)

 四年生の奮闘の背景には、昨年の新チーム編成後の“追い込み”があった。

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source : 週刊文春