「私の采配ミス。4区を甘く見ていた」
1月3日、東海大に敗れて2位となり、箱根駅伝5連覇を逃した際にこう振り返った青山学院大学の原晋監督(51)。失速した選手の傷口に塩を塗るような“責任転嫁”発言は、箱根駅伝ファンの間で物議を醸した。(初出:週刊文春2019年1月17日号)
「青学大は往路の4区に3大駅伝初出場の選手を抜擢しましたが、低体温症が原因で失速。5区の選手もタイムを伸ばすことができずに往路6位となり、それが最後まで響いた形となった」(スポーツ紙記者)
往路終了時点で、1位の東洋大とは5分30秒の決定的な差が生まれた。
「6位と出遅れた後の監督会議の際、主務の選手と歩く監督は呆然としていました。声を掛けても、『いやあ~、厳しいね』と振り絞るのがやっと。6区の選手の励ましでようやく我にかえったと聞いています。
4連覇を果たしたことで、原監督は『“しつこさ”がなくなった』と分析していた。監督の『進化を止めた時点で退化となる』という言葉が端的にそれを表しています」(スポーツライターの小堀隆司氏)
初優勝を果たした東海大の両角速監督と原監督は同学年だが、2人には考え方の違いがあるという。
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source : 週刊文春