新聞にはしばしば企業の決算記事が載る。「売上高は国内市場の販売が好調だったため、前年同期比〇%増の×億円になった。営業利益は……」というような文章だ。

 記事の元になっているのは企業側が決算発表時に公表する決算短信である。決算ごとに書き込まれている数字は異なるものの、短信の文章はほぼ同じ。定型パターンがある。それもあって短信にある数字をAI(人工知能)に読み込ませると、ものの数分でまるで記者が書いたような決算記事が出来上がる。

 テクノロジーの進化と共に生身の記者に代わってAIが書く記事は増えるのだろう。そんな時代に記者は自身の存在意義をどこに求めるべきか。

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source : 週刊文春 2024年12月26日号