幸か不幸か、韓国の尹錫悦大統領が3日夜、非常戒厳を宣布する緊急談話を発表したのはちょうど、日本の民放各局が報道番組を入れ替わりで放映する時間帯である。
筆者は出先でネットの速報記事を読んでいたから気付かなかったが、帰宅すると家人が「テレビは酷い。大事だと思わないのかしら」と言う。
どうやら、緊急対応と平常運転の落差が余りに酷かったらしい。一切の政治活動を禁止する戒厳という非常事態を大きく扱わず、煽り運転や万博の警備費など予定通りのコンテンツを消化し続けた。
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source : 週刊文春 2024年12月19日号