追悼 西田敏行 役者バカの流儀
大河ドラマ
『おんな太閤記』
豊臣秀吉の妻ねねの生涯を描いた1981年のNHK大河ドラマ『おんな太閤記』は、平均視聴率31.8%の大ヒット。秀吉がねねを呼ぶときの「おかか」は、流行語になった。ねねを演じた佐久間良子さんが、秀吉に扮した西田さんの思い出を語る。
女優になって65年を超え、たくさんの映画や舞台、ドラマに出演してきましたが、『おんな太閤記』ほど楽しかった作品はありません。キャストやスタッフの方々と抜群のチームワークを築けたのは、西田さんのお人柄のおかげです。
制作発表の記者会見が終わったあと、私は共演者の皆さんを食事にお誘いしました。秀吉の弟・秀長役の中村雅俊さん、姉ともの長山藍子さん、妹あさひの泉ピン子さんたちと、NHKの西口を出たところにある居酒屋へ行った席で、西田さんが、まだ青年座の若手俳優だったころの打ち明け話をなさいました。
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source : 週刊文春 2025年1月2日・9日号