約580億円の仮想通貨(暗号資産)不正流出からまもなく7年。あのコインチェックが12月11日、米ナスダック市場に上場を果たした。その裏には……。

 正確に言えば、上場したのは、ネット証券大手「マネックスグループ」の子会社で、オランダに本社を置く「コインチェックグループ」。時価総額は日本円で約2700億円に達した。

「上場式典後、マネックス創業者の松本大会長(61)は『人材の獲得やほかの会社の買収を進めていきたい』とコインチェック株を対価に、日米などで仮想通貨関連事業者を積極的に買収する意向を示しました。上場後もマネックスが株式の8割を保有し、松本氏がエグゼクティブチェアマンを務めます」(経済部記者)

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 だが、上場への道のりは紆余曲折だった。マネックスが、冒頭の仮想通貨不正流出(2018年1月)で経営危機に瀕したコインチェックを36億円で買収したのは、18年4月。仮想通貨バブルの波に乗り、同社は21年3月期には138億円もの利益を計上した。

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source : 週刊文春 2025年1月2日・9日号