尹氏が45年ぶりの「非常戒厳令」を宣言したのは昨年12月3日のこと。12月14日に尹氏に対する弾劾訴追案は可決され、弾劾手続きと内乱罪の捜査が本格化している。在韓ジャーナリストの金敬哲氏が語る。

「尹氏を捜査しているのは高官犯罪捜査庁（高捜庁）と警察からなる合同捜査本部です。高捜庁のトップは、左派系で次に大統領になる可能性のある李(イ)在(ジエ)明(ミヨン)氏らにアピールする狙いもあって、強引に事を進めている。1月3日、尹氏の拘束令状と公邸の捜索令状の執行を試みましたが、公邸を護衛する大統領警護処に阻まれ、執行を中断しました」

　1月6日、捜査当局は裁判所に令状の期限延長を申請すると表明。現役大統領の逮捕は困難を極めている。

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