生誕100周年を三島由紀夫。1970年、45歳の時に自衛隊市ヶ谷駐屯地に立てこもり割腹自殺を遂げた三島だが、その最期の瞬間を「わずか3メートルのところで見届けていた」人物がいる。三島ら「楯の会」のメンバーが人質にとった益田兼利総監のもとで、秘書的な役割をしていた磯邊順藏二曹(86、当時31)だ。病に倒れた順藏さんに代わり妻の眞知子さんが、順藏さんが当時残していた記録や三島のものと思しき血飛沫のついた現場の物品など、貴重な資料を公開した。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル