身の回りのことに不自由が出てくると、考えたくなるのが高齢者施設への入居だ。しかし、施設は12種類もあり、とにかく分かりづらい。そこで各々の特徴を徹底取材。入居を検討する前に読みたい老人ホーム入門の第1弾。
●親が認知症になったら?
●介護型と住宅型の違いとは
●自治体の助成、クーリングオフ…知っておくべき制度
●住民票はどうすべき?
今年はいわゆる“団塊の世代”(1947〜49年生まれ)が全員75歳以上となり、国民の5人に1人が後期高齢者の仲間入りを果たす。老人ホーム探しは、後期高齢者やその子ども世代の「2025年問題」と言える。介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子氏が語る。
「近年はできるだけ長い間、在宅で暮らし、それが難しくなった80代になってから施設への入居を検討するシニアが多い」
厚生労働省が所管する独立行政法人の調査(19年)によれば、特別養護老人ホームに入居する平均年齢は男性が82.7歳、女性が87.9歳、有料老人ホームは男性が85.5歳、女性が87.8歳だという。
下のリストは高齢者施設の入居要件や費用の目安などをまとめたものだ。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2025年1月30日号