「やっぱりこいつやったんや……」
1月25日、奈良県と大阪府の境にある生駒山でバラバラに切断された男性の遺体が見つかった事件。2月3日に遺体を遺棄したとして逮捕された大木滉斗容疑者(28)が住むマンションの住民は、記者が示した大木の写真を見て、思わずこうつぶやき、顔をみるみるうちに青ざめさせたのだった――。
社会部記者の解説。
「昨年12月28日夜、遺体遺棄現場の最寄り駅を歩く姿と山道を上がっていく姿が防犯カメラに映っていた。大木は、電車で移動し、遺体の入ったキャリーバッグを持ち運んでいたとみられています。容疑者は、家族とも連絡が取れない状況で、1月中旬から行方が分かっていませんでしたが、和歌山県白浜町の観光名所である『三段壁』でふらふらしているところを保護されました」

大木は、なんば駅から徒歩圏内にある築16年13階建てのマンションに住んでいた。一人暮らしの居住者が多く、150戸ほどの世帯が住んでいる。冒頭のマンション住民が続ける。
「こいつ(容疑者)が、引っ越してきたのは1年から半年くらい前だと思います。自分は3年くらいここに住んでいます。ここのマンションには150人くらいが住んでるんですけど、こいつのことはよう覚えてます。去年の11月から12月にかけて不自然なほど色々なところで会いましたから。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル