最側近副知事はパレード疑惑の質疑中に、自死した県民局長の私的情報を暴露し始めた。その音声がN党・立花党首に流出して——。

 

「4億はキリがいい」。パワハラ、おねだりより深刻な知事の急所を抉る。

 

■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦

#30 自死した元兵庫県議・竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄

#31 斎藤元彦知事とPR女性社長・折田楓 SNS解析記録を入手した!

#32 PR会社「メルチュ」折田楓社長(33)の“神頼み”を発見撮!

#33 斎藤元彦「冷血の知事」 メルチュ折田楓社長を発見撮!

#34 今回はこちら

 

 地方自治法百条に基づく百条委員会。証人喚問で虚偽の証言をしたりした場合には、禁錮などの罰則が科される。強力な調査権限を持つことから「伝家の宝刀」と呼ばれてきた。当然ながら、簡単には抜けない。兵庫県で百条委が設置されたのは、実に51年ぶりのことだった。

 昨年10月25日、証言台に立っていたのは、副知事を同年7月に退いたばかりの片山安孝(64)。劣勢からの再選を狙っていた斎藤元彦(47)の最側近と呼ばれる人物だ。6日後に告示される知事選への影響を考慮し、当初は非公開の「秘密会」として行われていた。

 この日の議題は、パワハラでもなければ、おねだりでもない。知事と副知事に突き付けられた県政の“最暗部”についてだった。

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source : 週刊文春 2025年3月6日号