元県議、県民局長、県課長は自死を選び、強制捜査が入った折田社長は雲隠れ。その彼女が神頼みに励む姿を見つけた――。
全取材メモと未公開の物証を紐解き、知事の能面を剝ぐ。
■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦
#30 自死した元兵庫県議・竹内英明氏を追い詰めた立花孝志とSNSのデマ地獄
#31 斎藤元彦知事とPR女性社長・折田楓 SNS解析記録を入手した!
#32 PR会社「メルチュ」折田楓社長(33)の“神頼み”を発見撮!
#33 今回はこちら
彼女は青にこだわっていた。残された記録には、それを、オリジナルの「さいとうブルー」と呼んだことが綴られている。今ではあまりに有名になった1枚のツーショット写真では、自らも鮮やかな青いセットアップで着飾っていた。

兵庫県西宮市、澄み切った青空が広がっていた2月15日、土曜日の昼。少し早い春を思わせる穏やかな木漏れ日の下、彼女は境内をのんびりと歩いていた。
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source : 週刊文春 2025年2月27日号