〈Sns監修はメルチュさんにお願いする〉。斎藤陣営の幹部が支援者に送ったLINEの一文だ。これまで斎藤知事は、メルチュに広報の監修は任せていないと主張してきた。だがその言い分は今日を境に通用しなくなる。
▶「個人のボランティア」「ポスターだけ」斎藤弁明は崩壊
▶女性PR社長雲隠れ2カ月、「事務所には警告文が…」
▶「訂正を求めたい」片山元副知事の誤読に著者が反論
■《連続報道》兵庫県知事・斎藤元彦
#25 「文春」が“公用PC”の中身を報じなかった「3つの理由」
#28 斎藤元彦&キラキラPR女社長 「公選法違反疑惑」の決定的証拠LINEを独占入手!〈Sns監修はメルチュさんに〉
#29 今回はこちら
県議会で不信任決議案が全会一致で可決され、兵庫県知事の座を追われたばかりの斎藤元彦氏(47)の姿は、西宮市の瀟洒なオフィスにあった。彼を出迎えたのは上品な紺のワンピースに身を包んだPR会社「merchu(メルチュ)」代表の折田楓氏(33)だった。
来たる出直し選に向け、広報戦略を練る2人には蜜月の時期があった。しかし、斎藤氏が知事選で再選を果たした直後に関係は破綻してしまう。
「広報全般を任せていただいた」
「広報全般を依頼した事実はない」
両者の主張はいまも平行線をたどっている。
今回、小誌はこの不毛な水掛け論に終止符を打つ、ある「証拠」を入手した。それは、斎藤氏の主張の根底を突き崩すものである。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2025年1月23日号