現在、急ピッチで調査を進める第三者委員会。その最大のテーマは、X子さんの悲痛な訴えがありながら、なぜコンプライアンス部門に報告すらせず、中居の番組を存続させたのか。「週刊文春」はすべてを知る編成幹部A氏を直撃した。
▶︎事件直前のバーベキュー、ホテル飲み、女性アナ上納…すべて訊いた!
▶︎「100%同意だ」中居はフジ調査に猛反論していた
▶︎ドン日枝が10時間会見翌日に北新地で密談した相手
連続報道「中居正広&フジテレビの闇」
#13 《中居トラブルで株急騰も…》フジ・日枝久「自社株買い」の深刻影響
#14 フジテレビ「だれかtoなかい」延命の理由が分かった!
#16 今回はこちら

2月24日、昼下がりのビジネス街で黒いコートをなびかせ、颯爽と歩を進める男の姿があった。
「週刊文春」記者が「一連の経緯について聞きたい」と話しかけると、男は苛立ちを含んだ目で一瞥する。そして「いえ、勘弁してください」と左手で制した。
フジテレビの編成幹部A氏。初めて「週刊文春」記者が彼に取材を行ったのは、昨年12月20日のことだ。その日、フジ本社から出てきた彼はタクシーを拾うと、番組関連の忘年会に参加。その店の前で芸能関係者X子さんと元SMAPの中居正広(52)との性的トラブルについて尋ねたが、ほとんど黙して語らなかった。
それから66日。彼を取り巻く環境は激変している。年を跨ぎ1月中旬にリモートワークを命じられ、同月30日付で「人事局付」の発令を受けた。
「編成の役職を解かれ、第三者委員会による調査への対応に専念することになったのです」(フジ関係者)
だが、この日のA氏はどこか意気軒昂だった。次の質問をした瞬間、A氏は「週刊文春」記者に向き直り、こう答えたのだ。
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source : 週刊文春 2025年3月6日号