エスカレートする木嶋の逸脱行動に歯止めがかからない。友人と心を通わせることもなく、ついには不仲の両親からも見放される――そしてキジカナ誕生の瞬間へ。
「『勉強ができた』と報道されていましたが、そんなことは全然なくて、特に数学はびっくりするほどひどかった。一度、勉強を教えて欲しいと頼まれたのですが、お礼のつもりなのか、いきなりおっぱいを見せられた。以来、2人きりでは会わないようにしました」(同級生の男性)
小学生の時から隣町の中標津に頻繁に通い大人相手に売春を重ねていた木嶋は、中学生になるとますますエスカレートしていった。
多感な思春期とはいえ、売春という常軌を逸した行動に走った理由は何であったのだろう。
ある同級生の女性が語る。
「佳苗は家族への不信感が強かった。あの子は下の3人のきょうだいとは顔が似てないし、雰囲気もあまりに違う。だから、私はてっきり佳苗って貰われっ子なんだと思っていたんです」
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source : 週刊文春 2025年3月13日号