今回の担当は、編集部のIデスクです。
《なぜ、1年足らずの間に3人もの県関係者が自死を選ばざるを得なかったのか。なぜ、県知事選を支えたはずの女性に強制捜査のメスが入ったのか。なぜ、斎藤は“負の連鎖”を巻き起こすのか。なぜ、常に無表情で他人事のような論評に終始するのか。
斎藤とは一体、何者なのか。まずは折田との蜜月から、その能面を剥ぐ。》
これは、短期集中連載「冷血の知事」第1回の一節です。

「週刊文春」では、2月20日発売号より、兵庫県の斎藤元彦知事に関する連載を始めました。
斎藤氏ならびにその周辺を巡っては、これまで様々な問題が明るみに出ています。「週刊文春」でも、昨年7月以降、毎週のように記事を掲載、配信してきました。もちろん、斎藤氏の県政には、一定の成果も出した行財政改革など評価すべき点もあるでしょう。前知事時代より優れているとの指摘も決して少なくありません。それでも、絶対的に言えるのが、冒頭のように《なぜ、なぜ》と記した疑問です。3人の自死、強制捜査……尋常ならざる事態は今も続いています。しかも、それらは全て、権力者である斎藤氏の言動が起点になっている。なのに、血が通っていないような振る舞いが相次ぐ。この「冷血の知事」の正体に迫るべく、本連載をスタートさせました。
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source : 週刊文春