「あの時代の衣装とかつらとメイクがとっても似合っているんですよね。夕方の薄暗い中で、浮かび上がる白塗りの顔なんて、ものすごく綺麗で」

 

 NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。小芝風花(27)演じる花魁の美しさをそう絶賛するのは、置屋の女将・いねを演じる水野美紀(50)だ。

 小芝が演じるのは、主人公・蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)の初恋相手で、吉原の名跡・瀬川を襲名した老舗女郎屋「松葉屋」の人気女郎だ。

「第9回では、瀬川と蔦重が20年越しに想いが通じ合ったのも束の間、松葉屋の主人が、2人を引き離すため、瀬川が客と行為をする姿を蔦重に見せる描写が話題を呼びました。さらに視聴者を惹きつけるのは、これまでのイメージを一新するような小芝の妖艶な演技でしょう」(NHK関係者)

瀬川と蔦重は幼馴染という設定(NHKのHPより)

 小芝と言えば、快活なキャラクターが思い浮かぶが、一転、花魁役に挑戦したのはなぜか。

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source : 週刊文春 2025年3月20日号