園遊会で、女性の皇族方が和服姿で一列に並ばれる。そのお綺麗で見事なことといったらない。
「着物って本当にいいなあ」
ため息が出てしまう。
皇后さまの気品ある美しさ、愛子さまや佳子さまの若さや愛らしさを着物はひきたててくれる。特に愛子さまの振袖姿の素敵なこと。振袖というのはこういう風に着なさいと、お手本を示してくださっているようだ。品よく華やかで本当にお美しい。
さて皇族の方々の後に、私の話をするのは恐縮であるが、大学に勤めていると着物を着ることが案外多い。卒業式、入学式があり、お正月には、職員向けの年賀の会でおめでたい柄の訪問着を着る。
が、残念なことにまわりを見渡しても、着物をわかってくれる人は誰もいない。
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source : 週刊文春 2025年5月15日号