40年ほど前、デパートの書籍売り場で働いている教え子を訪ねた。
「喜べ! 手放しで喜んでいい。待ちに待った日が来た。泣いて喜んでもいい。やっと訪れたんだ、この日が! そうだろ?」
「何があったんですか?」
「泣くなよ。君の恩師が誕生日を迎えたんだ」
「へ〜、おめでとうございます。でもどうしてわたしが喜ぶんですか?」
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source : 週刊文春 2025年5月15日号






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