5月4日、東京ドームで開催された総合格闘技の大会「RIZIN男祭り」。メインカードの脇で耳目を集めたのが、ウザ強ヨシヤことフジテレビの現役社員・茂木喜也(28)。この武闘派テレビマンには、ある“華麗なる一族”との繋がりが――。
ウザ強は高校時代にキックボクシングを始め、日大在学中の2016年にプロデビュー。その後19年にフジに入社した経歴を持つ。
「リングに上がると舌を出して相手を挑発したり、無駄に逃げ回ったりするウザすぎるファイトスタイルで勝利を重ねていたことから、『ウザ強』のリングネームが付けられました」(格闘技関係者)
ウザ強が世間の注目を集めたのは、4月上旬に開かれた大会の対戦カード発表記者会見のこと。フジテレビと大書されたハチマキを巻いて登場し、勤め先の許可を得ないまま試合に臨むことを明らかにした。
「出場を把握していなかった社内は会見を見て大混乱。就業規則に反するとして、4月30日付でウザ強には『戒告処分』が下されましたが、本人は『クビになっても試合に出る』と強行出場しました」(フジ社員)
本番当日は白装束に左脇腹を血の色に染めた、「切腹姿」で入場。「会社にデメリットがあるとすれば、僕が無様に負けることだと思う」と語っていたウザ強だったが、元K-1王者の対戦相手を前に自慢のウザい動きで挑発するも、2ラウンドで計4度のダウン。最後は強烈なハイキックを受けてリングに沈んだ。

処分を受けてまでのKO負けに、試合後は「働かせてもらえるなら、頑張りたい」と殊勝に語っていたウザ強だが、フジ社員としての働きぶりはどうなのか。
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source : 週刊文春 2025年5月15日号