アメリカ・ワシントンで5月21日にイスラエル大使館員2人が銃撃されて死亡する事件が起きました。2人はワシントン中心部にあるユダヤ博物館で開かれたイベントに参加して会場を出た際に撃たれたということです。2人は大使館の同僚の男女で、結婚を控えていました。

 イリノイ州在住の30歳の男が容疑者として拘束されましたが、その際、「パレスチナを解放せよ」と叫んでいたということです。

 殺された2人はイスラエル大使館員なので、イスラエルによるガザ攻撃に抗議しての犯行なのか、ユダヤ博物館から出てきたところで襲撃されていることから反ユダヤ主義が動機なのか、現時点でははっきりしませんが、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は事件を受けて在外公館の警備強化を指示したと明らかにしました。

 前途ある2人が殺害されたことは悲しいことですが、ネタニヤフ首相は、いまや世界各地で反イスラエル感情が高まっていることを感じ取っているのでしょう。とりわけイスラエルがガザへの侵攻を再開し、多数のパレスチナ人が犠牲になっているニュースが流れたことで、イスラエルを取り巻く世界の雰囲気が大きく変わりつつあることは事実です。

初月300円でこの続きが読めます。
年額&3年プランは割引キャンペーン中!

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    1年更新(2年目からは22,000円)

    およそ833円/月

    1月6日(火)10:00までにお申し込みの方限定

    オススメ!期間限定

  • 3年プラン

    3年更新(4年目からは59,400円)

    およそ1,383円/月

    1月6日(火)10:00までにお申し込みの方限定

    オススメ!期間限定

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 0

  • 3

  • 2

source : 週刊文春 2025年6月5日号