衆議院選挙を目前に控えた2024年10月上旬。大阪6区から出馬し、当選を果たすことになる「日本維新の会」の新顔が、すがるように支援者に頭を下げていた。
「あらかじめ口裏合わせしているから、それに賭けるしかない」
いったい何があったのか――。
大阪6区(⼤阪市旭区、鶴⾒区、守⼝市、⾨真市)は長年、公明党が議席を守ってきた選挙区だ。維新は「大阪都構想」の実現に向けた政策協力の見返りとして、これまで対抗馬を立ててこなかった。だが、2023年の統一地方選での躍進を機に方針転換。公明牙城を崩すべく擁立したのが、守口市出身の西田薫氏(58)だった。

高校時代はラグビー部の副キャプテンを務めた西田氏は、守口市議や大阪府議を歴任。衆院選の選挙期間中、応援演説に駆け付けた吉村洋文大阪府知事は、声高にこう語っていた。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル






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