今年4月にN響のコンサートマスターに就任されたヴァイオリニストがご登場。長原さんが中学生だった頃から親交のあるアガワは「大人になったのね」としみじみ。コンマスの役割やN響に入った経緯をじっくり伺いました。
(ながはらこうた ヴァイオリニスト。1981年生まれ、広島県出身。5歳でヴァイオリンを始める。17歳で第67回日本音楽コンクール最年少優勝。2004年9月から大阪フィルハーモニー交響楽団首席客演コンサートマスター、06年4月から12年3月まで同楽団首席コンサートマスター、14年10月から24年9月まで読売日本交響楽団コンサートマスターを務める。今年4月にNHK交響楽団第一コンサートマスターに就任。「N響『夏』2025」が7月18日にNHKホールにて公演予定。)

阿川 この度はN響(NHK交響楽団)第一コンサートマスターへの就任、おめでとうございます。
長原 ありがとうございます。
阿川 ここでちょっと私と幸太君の関係を説明させていただくと、この連載を始めてまもない頃、五嶋みどりさんと対談したのがきっかけで、五嶋さん主宰のレクチャーコンサートの司会を頼まれたんです。全国から選ばれた6名の子の中に、広島から来た中学2年生の幸太君がいて。楽屋では野球の話とかしてふざけてたのに、舞台に上がったらそれはもう素晴らしい演奏で。その後、呉の商工会議所の会合で私が司会をすることになり、広島繋がりで幸太君に出てもらったんですよね。
長原 あれは中学3年の時かな。
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source : 週刊文春 2025年7月17日号






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