7月5日、リニューアルオープンした仙台市のスケートリンク「ゼビオアリーナ仙台」で大歓声に包まれたのは、同市出身の羽生結弦(30)。あの“エビ反り”を披露し、プロ転向後3年を経ても変わらぬ健在ぶりをアピールした。

 イナバウアーを代名詞とする荒川静香や羽生を育て、フィギュアスケートの聖地として知られる仙台。新リンク開館記念のアイスショーでは、鈴木明子、本田武史に続く大トリとして羽生が登場した。

「立見席も含む約3000枚のチケットには、3万超の応募が殺到。海外のファンも駆け付けていた。羽生さんの登場に涙するファンもいました」(スポーツ紙記者)

早大通信教育課程を卒業

 公演後の囲み取材では「地元のスケーターの皆と一緒に1つのショーを作り上げて、仙台の方々、仙台に集まってくれた方々に発信できたのはすごく良かった。体が動くうちは全力で、全身全霊で滑り続けたい」と、万感込めて語った羽生。

 それもそのはず、同施設開設は念願だった。

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source : 週刊文春 2025年7月17日号