「大変申し訳なく思っております」。フジ社長の謝罪で始まった、中居問題の検証番組。賛否入り乱れる放送の前日、中居側は新たな反論を展開。事態はさらなる混迷に陥る中、X子さんは絶望と憤りの混じった言葉を……。

 

▶︎フジ社員から批判噴出「お手盛り」「なぜか被害者ヅラ」

▶︎聞き取り拒否 ドン日枝は「秘書、部屋、車」を要求

▶︎元編成部長A氏「俺のことは報じるな」で追及なし

▶︎渦中に幹部が悪質セクハラで“2段階降格処分”

 7月5日の夕方に公表された文書は、彼女を再び暗澹たる気持ちに陥らせた。差出人は、元タレントの中居正広(52)の代理人弁護士。一連のフジテレビ中居問題を巡って同社が設置した第三者委員会を、次のように猛然と批判したのだ。「一方的なヒアリングによる偏った資料により『性暴力』者と断罪されました」「犯罪行為をしたと断罪するに等しい事実認定を行い、その結果、中居氏の名誉・社会的信用を失わせただけでなく、その人格をも否定するような社会的制裁を受けさせる影響をもたらすに至っています」

 それは、約1カ月ぶり、3度目の釈明要求だった。

 フジの元アナウンサーX子さんは「週刊文春」の取材に対し、絶望と憤り相半ばする心境を吐露する。

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source : 週刊文春 2025年7月17日号