「情熱があってすごいエネルギーがある人だけど、定まった思想がない人。その分、理を尽くして話せば考えてくれる人ではあります。参政党は、あの人がいなければできなかったと思いますね」

党の創立メンバーが取材に応じた
参政党代表の神谷宗幣氏(47)についてそう語るのは、参政党の創立メンバーで元日本共産党員の篠原常一郎氏(65)だ。
ジャーナリストやYouTuberとして活動する他、共産党議員の政策秘書を務めていたこともある篠原氏。皇室についての発信も多い。2020年の参政党結党時にボードメンバー(役員)として名を連ねたうちの1人だが、後にボードメンバーから退いた。篠原氏が経緯を語る。
「皇位継承について、参政党は基本的に『男系男子の天皇』を支持していますが、私は『女系天皇・女性天皇』を認めるべきという立場です。加えて秋篠宮家も批判しているのですが、それが参政党の一部の党員に非常にウケが悪い。それで神谷氏から『ボードメンバーから降りてほしい』と言われたんです。私もいつまでもボードメンバーの肩書きを名乗るつもりもなかったので、承諾しました」

「天皇陛下に側室を」発言は…「あまりに不勉強」「皇室の歴史をほとんど知らない」
党員でもなくなったが、「今でも協力関係にあり、党員向けのメルマガを書いたり、アドバイスを求められることもある」(同前)。最近、神谷氏を一番厳しく批判したのは、安定的皇位継承に関する発言だったという。神谷氏は2023年6月29日に参政党の YouTube チャンネルで公開した動画で、「天皇陛下に側室を持っていただいて、たくさん子供を作っていただく」旨を発言。後に当該発言部分を削除している。
篠原氏が言う。
「側室制度は昭和天皇が廃止した経緯があり、神谷氏の発言はあまりにも不勉強。彼は皇室の歴史なんてほとんど知らないんですよ。なので、彼と国会事務所で対面し、『貴方はもっと勉強すべきだ』と、かなり厳しく言いました。彼のいろんな乱暴な発言や無茶な発言は、ほとんどが不勉強のためなんです」
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source : 週刊文春
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