猛烈な暑さは脳の血管にも甚大なダメージを与え、死亡・要介護リスクの高い脳梗塞を増加させていた――。シニアの突然死を防ぐため、下方教授が緊急夏期講習! 救急対応から高血圧予防食まで、7つの鉄則を教授する。
●熱中症と誤認し手遅れに…予兆はFASTと心得よ
●前触れ脳梗塞、隠れ脳梗塞に注意…他
◾️下方浩史教授の「90歳まで健康長寿」
初回 血管を柔らかくする
「統計開始以降最も暑い夏が全国で続いています。気温が40℃に迫る地域も増え、健康への悪影響が懸念されます。熱中症への対策も急務ですが、高齢者が酷暑で最も警戒すべきは、突然死の可能性がある真夏の脳梗塞です」
そう語気を強めるのは、老年科専門医で、名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科の下方浩史教授だ。これまで、40年以上に渡って老年病(高血圧症や糖尿病、動脈硬化などを指す)の研究を続けてきた。

下方教授が、シニアの命を脅かす脳の血管トラブルについて解説する。
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source : 週刊文春 2025年8月14日・21日号
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