サハラ砂漠を歩き続け、オアシスまであと10メートルまで来たところで何者かが現れ、いきなりわたしを殴った。男か女かは分からないが、こういうことをする人物は1人だけ心当たりがある。
とにかくそれで目が覚めた。口の中がカラカラだ。ロクに声も出せない。あ行はまだしも、さ行になるとまともに発音することもできない。重い身体を引きずって台所に行き、水を飲むと、身体は生き返った。目を覚まさなかったらオアシスにたどり着けず死んでいたところだ。
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source : 週刊文春 2025年8月28日号






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