「世界陸上」にこの男が帰ってキター! 34年ぶりの東京開催となる今大会。スペシャルアンバサダーに就任した織田裕二さんに注目選手を伺うと共に、俳優デビューした当時の思い出など、振り返っていただきました。
(おだゆうじ 1967年生まれ。神奈川県出身。87年、映画『湘南爆走族』で俳優デビュー。主な出演作にドラマ『東京ラブストーリー』、『踊る大捜査線』シリーズなど。97年より「世界陸上」のメインキャスターを務め、2022年に卒業。9月13日から始まる「東京2025世界陸上」のスペシャルアンバサダーに就任。)

阿川 この度は(東京2025)世界陸上のスペシャルアンバサダーになられたそうで。
織田 そうそう。だから、いつもと違うんですよ。これまではTBSのキャスターだったんですが、今回はアンバサダーなので。
阿川 ということは、いつものような解説はなさらないんですか。
織田 しないです。事前にインタビュー取材などはしましたが、選手と直接絡むのは、メダルを獲った選手がスタジオへ来た時くらいだと思います。司会者やキャスター陣はちゃんといるので、僕はたまにスタジオに来る変な人という立ち位置(笑)。
阿川 じゃ、中井美穂さんとのあの掛け合いも……?
織田 2人とも2022年のオレゴン大会で卒業したんですよ。とはいえ、中井さんも家で見ているだろうから、メールで「このレース、こうでしたね」とかってやり取りをするんじゃないかな(笑)。でも正直、卒業してホッとしたんですよね。「世界陸上」はすごく大好きな番組だけど、肉体的に持たないから。
阿川 やっぱり大変でしたか?
織田 毎日約10時間、生放送を延々やるんですよ。しかもそれを9日間。
阿川 放送中、ちょっと出かけて帰ってきてテレビをつけたら、まだ織田さんが出てらした(笑)。
織田 トイレに行くのもひと苦労で。ご飯を食べる時も、食べながらずっとレースを見てました。スタジオからはよく見えないので、各種目テレビ画面で見るんです。実況の人の解説も聞く必要があったので、あんなに集中して真面目にテレビを見るのなんて、人生でそうそうないと思う。
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source : 週刊文春 2025年9月18日号






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