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プライベートの悩みですっかり落ち込んでいた息子に「読め」と渡したのが、この本です。『栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24』(中井由梨子 幻冬舎文庫 720円+税)を手に取ったのは、阪神タイガースにドラフト2位で入団したものの脳腫瘍で引退を余儀なくされ、28歳で亡くなった横田慎太郎選手の生涯を描いた11月公開の映画の試写を見させていただいたからでした。感動のあまり、横田選手をもっと知りたくなり、母まなみさんの視点から綴られた原作をまず選びました。

ロッテや中日などでプレーした横田真之さんを父に持つ横田選手は誰よりも「目標を達成する」ことに執着とも言えるほどの情熱を燃やせる子どもだったそうです。甲子園のサイレンをアラーム代わりに使い、朝5時に起床してトレーニング。1分1秒を無駄にせず、まなみさんによると〈少々異常なほど〉規則正しい生活を送っていました。
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source : 週刊文春 2025年10月2日号






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