「復讐するは我にあり」

 この言葉は佐木隆三作の小説のタイトルで有名だ。

 9月29日より、ABEMAオリジナルドラマ『MISS KING/ミス・キング』が配信される。主人公はNHKの朝ドラ『あまちゃん』の主演もされたのん(旧・能年玲奈)さんだ。

 天才棋士の父親に人生を狂わされた主人公が、復讐のために立ち上がるダークヒーローものとのことで、将棋の世界を舞台にどんな人間ドラマが繰り広げられるのか楽しみだ。

 私、実は「復讐もの」の映画やドラマがかなり好きな方である。それは過去の三段時代の自分と重ね合わせて共感するから。スーパーヒーローではなく、重たく陰のあるダークヒーローに惹かれていた。

 子どもの頃に観た、エンタメ性の高い復讐なら、1982年の『処刑教室』。また1990年、サム・ライミ監督の『ダークマン』はB級感タップリだが、同監督作品の『スパイダーマン』より私は好きである。

 深く考えさせられる復讐は、東野圭吾原作の『さまよう刃』。2回目を観るのを躊躇うほど重たいストーリーだが本当に名作だ。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 0

  • 0

  • 1

source : 週刊文春 2025年10月9日号