9月19日、日本銀行が「これまで買い入れていたETFを売却することに決めた」と発表したところ、日経平均株価が大きく値を下げました。これはどういうことなのかを見ていきましょう。

 日本経済は長らく停滞が続いていました。そこで日本銀行は景気を回復させようと「金融緩和」を進めてきました。その一環としてETFを大量に買い続けてきたのです。証券投資をしている人には説明不要でしょうが、株には無縁の人もいるでしょうから、ここで基礎から説明しておきましょう。

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source : 週刊文春 2025年10月9日号