「住民が一丸となって災害復興に取り組む八代市では、市民への裏切り行為が連綿と続けられてきました。職員をも巻き込む不正行為は、決して許されるものではない」。巨額の官製談合の実態を、市の幹部職員が打ち明ける。
「税金の最たる無駄遣いばい。身の丈にあったものを作れば良かったとです」
熊本県第2の都市・八代市。タクシー運転手が向けた視線の先には、閑散とした街に不釣り合いな巨大な箱物があった。
八代市民が語る。
「八代市では、2022年2月に市役所新庁舎が開庁しました。人口12万人に満たないこの小さな町で、地上7階、地下1階、総事業費171億円にのぼる巨額の公共事業は果たして適正といえるのか。計画段階から住民の間で疑問の声が上がっていたのです」

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source : 週刊文春 2025年10月9日号
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