巨人・田中将大投手(36)が9月30日の中日戦(東京ドーム)で、日米通算200勝を達成した。
「昨オフ、偉業まで残り3勝の状態で楽天から巨人に移籍。開幕ローテに入り、移籍後初先発で勝利を飾ったのはいいものの、その後は足踏み状態で二軍生活も長かった。結局、レギュラーシーズン最終登板となる試合で200勝達成。あわせて巨人移籍後、本拠地でも初勝利となりました」(スポーツ紙記者)

シーズン3位に終わった巨人は10月11日からのCSで2位のDeNAに挑むが、阿部慎之助監督(46)は田中の先発起用について「もちろん投げてもらいます。頭数が足りてない状態なんで」と明言した。実は田中は、米ヤンキース時代にポストシーズンで5勝をマークした“短期決戦男”。そんな田中への指揮官の期待が滲む。
だが、球団では今、新たな難題が持ち上がっているという。来季の田中の年俸についてだ。
「田中の今季推定年俸は1億6000万円プラス出来高。これは、インセンティブが満額まで発生すれば昨季の2億6000万円近くを手にできる大型契約で、田中のモチベーションも高まった。しかし、今季のレギュラーシーズンの田中の成績は3勝4敗。球団からすれば高額年俸に見合う活躍とは到底言えず、減俸したいのが本音なのですが……」(球団関係者)
しかしチーム内では「安易に減俸を提示したら、またひと悶着あるのでは」(同前)と囁かれているという。
「田中は昨オフに楽天を退団した際にも、楽天から減額制限を超える減俸を提示されたことに『もう期待されていない』『居場所はない』とぶちまけた。この時、楽天が提示した年俸は5000万円とされています。田中はYouTubeやSNSで意見表明することが多いため、何を発信されるかわからないリスクもある。球団も戦々恐々としているのです」(同前)
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source : 週刊文春 2025年10月16日号






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