後編ではタワマン住民が“穴場マンション”をおすすめする。あの時買えばよかったと後悔しているタワマンは? デベロッパーの違いは? 不動産価格の高騰が続き銀行のローン審査が厳しくなっている中、結局いつ買えばよいのか――。マンション購入に役立つ話からちょっとマニアックな話まで余すところなく語り合ってもらった。
●2LDKさん:マンションインフルエンサーとして2020年からSNSを中心に発信を行い、有料noteの定期購読者数は1000人を超える。https://note.com/2ldk18
●晴海さん(大手企業勤務):中央区「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」内のタワマンを所有。晴海フラッグは、東京オリンピック選手村跡地に建つ、総戸数5632戸の大規模マンション群。2024年の最終販売で抽選倍率は最高で640倍を記録した。
●勝どきさん(ベンチャー企業勤務):中央区「パークタワー勝どき」(2023年8月竣工)を所有。ツインタワーマンション で地上58階・総戸数1665戸のサウス棟と、地上45階・総戸数1121戸のミッド棟で構成される。
●青山さん(経営者):港区「パークコート青山ザタワー」(2018年竣工、地上26階)を所有。都心エリアを代表する高級タワーマンション。
◇◇◇
勝どき:9月末に日本橋一丁目で建設が進んでいるタワマンの名前が発表されました。ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランドのレジデンス版「ウォルドーフ・アストリア・レジデンス東京日本橋」。SNSでも話題になっていましたが、10億円を超えるのは必至です。
晴海:都心の新築マンションだと、平均坪単価が1000万円を超えた「三田ガーデンヒルズ」(25年3月竣工、港区内最大規模の総戸数1002戸)の抽選も話題でした。今や人気タワマンの抽選会はお祭りのようになっていて、本当に当たったのか怪しい人までSNSに当選報告していますよね。
青山:実は三田ガーデンヒルズの抽選に申し込んでいたんです。140平米で約7億円の部屋を買おうかな、と。ただ妻に相談したら「7億もあったら田舎にいい家が建つでしょ」とブロックされまして(笑)。でも今やその部屋の再販価格が15億円以上にまでなってます。
プールに応接室、プライベートなダイニングバーまである、豪華なタワマンです。買っとけば10億円近い利益になってたのかなぁ。ただ、みんな投資目的で買っていて実際は誰も住んでないのでは? なんて言われていますね(笑)。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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