「首班指名で『高市早苗』と書くことはできません」

 

 自民党の高市早苗総裁に連立離脱を通告し、テレビ局行脚を重ねる公明党の斉藤鉄夫代表(73)。俄かに“時の人”になった彼は一体、どんな政治家なのか?

 斉藤氏は広島県の名門私立、修道高校を卒業後、東京工業大大学院で博士号を取得。大手ゼネコンの清水建設に籍を置きながら、米プリンストン大学で客員研究員を務めたインテリだ。

応用物理学を専攻

「創価学会に入信したのは、高校2年生の時。学生運動が盛んで授業がない状況に『何のために勉強しているのだ』と悩み、学会の教義に答えを求めたそうです」(公明党関係者)

 初当選は1993年、旧広島1区からで、岸田文雄前首相と当選同期。環境相や党幹事長など要職を歴任してきた。元公明党参院議員の福本潤一氏が明かす。

「人に対する気配りに長けている。学会女性部の女性に『お母様、そのスカート素敵ですね』なんて言って虜にしていた。ただ、学会側とのやり取りにはストレスも溜まるんでしょう。空港のゴミ箱をカンッと蹴っている時もありました」

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source : 週刊文春 2025年10月23日号