新総裁誕生から僅か6日後。26年も続いてきた自公連立は突如終わった。首班指名の行方が見通せないなか、国民民主の代表は千載一遇のチャンスを迎え、現首相はなぜだか上機嫌。そして公明党代表には新疑惑が――。
▶引きこもり 高市の情報感度「そんなに切迫してるの?」
▶萩生田暴言録「副会長は単なる連絡係」「西田さんって?」
▶「国交相を公明党から取り戻せ」と漏らした高市側近
衆議院第一議員会館412号室。公党の代表を務めるその人物は、食い入るようにテレビ画面を見つめていた。視線の先では、自民党総裁選の決選投票の様子が映し出されている。
10月4日午後3時過ぎ、高市早苗氏が総裁に選出されると、間髪を入れず、手元の携帯電話が鳴った。電話の要件は、高市新総裁の下で連立政権を組むことができるかどうか――この後に予定されている与党党首会談に向け、党関係者との打ち合わせが始まった。
だがこの時はまだ、永田町を含め大半の人間は認識していなかった。四半世紀に及んだ協力関係が終焉に向かう、そのカウントダウンが始まったことを。
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source : 週刊文春 2025年10月23日号
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