「公約を一日でも早く果たしてほしいという市民の言葉をいただき、ここで退くのではなく、掲げた公約を実現することが私に課せられた責任。（略）誠実な説明と行動を重ねながら信頼の回復に努めていきたい」

「対話会」の内容をキャッチした

　小川市長が言う「市民の言葉」とは何か。地元政界関係者は「今回の続投表明の裏側には、今月13日に開かれた『市民対話会』があると見られている」と話す。

「週刊文春」が会場外の緊急ルポを報じた通り、前橋市内のシティホテルで行われた「市民対話会」は「市民有志一同」を名乗る人々が開催。マスコミを排除した非公開のもので、急きょ会場を変更、市長の盟友市議が運営を取り仕切り、受付では住所・氏名の記載と身分証提示を求めるなど厳戒態勢だった。参加者によれば「ほとんどの人が『市長、頑張れ』『続けてほしい』と言っていた」といい、涙を流す支持者も続出していたという。

「週刊文春」は今回、全6回開いたうちの1回の「対話会」で語られた実際の内容をキャッチした。そこでは「セクハラ」「女性だから」といったフレーズに加え、山本一太群馬県知事への反論など、カメラの前では小川市長がめったに言及しない言葉も述べられていた――。

“本当の弁明”について詳報する。

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