今季のパ・リーグで最下位に沈んだロッテが再建に向けた動きを活発化している。10月17日には一軍チーフ打撃兼走塁コーチに西岡剛氏(41)の就任が発表され、19日には今季までソフトバンクで二軍監督を務めた松山秀明氏(58)のチーフ内野守備走塁コーチ就任が明らかになった。

「西岡氏は盗塁王を2度、首位打者を1度獲得。2006年の第1回WBCでも世界一に貢献したスピードスターです。05年の日本一だけでなく、10年にリーグ3位から日本一を達成した下剋上メンバーでもある」(スポーツ紙記者)

 吉井(まさ)()前監督が以前在籍していた日本ハムや筑波大大学院の縁故で多くのコーチやスタッフを起用してきたのに対し、サブロー新監督はロッテ生え抜きのOBを入閣させるとみられてきた。「西岡氏はその筆頭格」(同前)と目される。

 松山氏はサブロー監督と同じPL学園出身。13年から17年までロッテの一、二軍で内野守備走塁コーチを務めた経験もあり、9年ぶりの復帰となる。「守備と走塁の指導に長けた実務型のコーチ」(同前)と評判も上々だ。

猛練習型の“昭和の野球”を掲げるサブロー新監督

 さらにもう一人、ファン垂涎の生え抜きスターの入閣に向けた交渉が進んでいるという。

「現役時代は3度の2桁勝利を記録するなどサブロー監督とともに2度の日本一に貢献した“ミスターサブマリン”渡辺俊介氏(49)です。20年から古巣でもある日本製鉄かずさマジックの監督を務めていましたが、今季限りでの退団が明らかになっている。ロッテが投手コーチとして招聘に動いているようです」(球団関係者)

 一方、西岡氏や渡辺氏とともに下剋上を経験し、ファンから入閣の期待が高いのが、サブロー監督のPL学園の後輩でもある今江敏晃氏(42)だ。今季は西岡氏と共に、解説者としてZOZOマリンスタジアムをたびたび訪問。古巣復帰が期待されていたが、

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source : 週刊文春 2025年10月30日・11月6日号