三谷幸喜が22年ぶりに民放連続ドラマで脚本を手掛けた「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に女優の秋元(さや)()(37)が出演。菅田将暉ら主演級俳優が揃う中、子持ちのストリッパー役で異彩を放っている。

「80年代のストリップ劇場を再現した舞台で秋元は腰をくねらせ踊り、黒のブラを外して客席に投げ入れた後、背中を見せるなど、陸上で鍛えた筋肉美を披露し、お茶の間を魅了しました」(放送記者)

 秋元は働かない日本人の父と、水商売で毎日朝帰りのフィリピン人の母のもとで育った。いじめを受け、友達もいない小学生時代を経験し「貧困と差別から抜け出すため」に2006年、AKB48に17歳で2期生としてメンバー入りした。

「同期にはセンターを張った大島優子もいましたが、秋元は目鼻立ちのはっきりした顔とモデル並みの166cmの身長で舞台映えしていた」(芸能記者)

2011年、12年と東京マラソンを完走したことも

 キャリア4年で新生チームのキャプテンに就任。“サリー秋元”の名でAKB初の演歌にも挑戦。「ハキハキしたトークが面白い」と「笑っていいとも!」のレギュラーにも抜擢された。そして10年、「週刊文春」は、AKBの舞台の演出家で34歳上の広井王子と秋元が彼女の部屋で「お泊りデート」する様子を報じた。

「広井は『芝居の話をしていた』と苦しい弁明。恋愛禁止の規則に基づき秋元は責任を取りキャプテンを辞任した」(芸能デスク)

 秋元は翌年の東京マラソンでリスタート。再びAKBで活動を続け13年、7年間の在籍の末グループを卒業した。

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source : 週刊文春 2025年10月30日・11月6日号